大阪市で生活介護を利用するには?

大阪市では、障がいを持つ人が安心して地域で暮らせるよう「地域生活支援拠点」の整備に力を入れています。緊急時を含めた相談の場や受け入れ、日常生活の支援をはじめ、多機関と連携するための仕組みづくりを進めています。

今回は、そんな障がい者支援に欠かせない「生活介護」のサービスに注目したいと思います。

生活介護とは?

生活介護とは、障害者総合支援法に基づいて始まった障がい福祉サービスのひとつです。障がい者支援施設などの生活支援員が、食事・入浴や洗濯・掃除などの生活支援を行います。またレクリエーションや社会活動を取り入れることで、より利用者の自立支援を目指しているんですよ。職員や仲間、地域との交流ができるのも生活介護の大きな魅力ですね。
大阪市では生活介護の施設や利用者数が年々増えており、今後も需要が高まると考えられています。

大阪市で生活介護を利用するには?

大阪市で生活介護を利用するには、まず障がい支援区分の認定を受ける必要があります。ここで注意したいのは、障がい者手帳の等級とは別のものだということ。手帳を持っていても、実際にサービスを利用するときは認定調査や医師の意見書による区分認定が新たに必要になります。
大阪市では「障がい者支援区分が3以上である」ことが条件のひとつですが、年齢等によって変わることがあります。生活介護を受けられるか心配な場合は、区分認定結果が出たら担当者に確認しておくと良いでしょう。

生活介護は利用者に寄り添える身近なサービス

障がいがあってもその人らしい生活を送るためには、地域のサポートや連携が不可欠です。特に生活介護は利用者の日常に寄り添ったサービスを提供できるため、一人ひとりにあわせた支援を受けることができますね。
大阪市にはおよそ20件の障がい者支援施設があります。障がいの種類によって対応している施設が決まっているので、その中から利用者に合った施設を選んでみてくださいね。