世界標準の仕事術

将来の仕事や会社に不安を感じるのです。

年功序列が崩壊し、「中高年になっても従来のように給料が上がらなくなる」といわれています。

日本の会社の給料は、先進国の中でも特に上昇が止まっており、韓国にも抜かれたらしいのです。

それなら、外資系の会社がいいのかもしれないと思いますよね。

その場合、仕事の基準や常識が、日本の会社とは異なるはずです。

その基準をこの本で学ぶことができます。

このままの仕事で大丈夫だろうか

グローバル化の足音は以前からありますね。

例えば、楽天では英語公用語化に踏み切りました。

但し、2010年8月から2012年6月までの移行期間を設けていました。

公用語化しないまでも、グローバルな仕事に対応できなければ、困るか、又は、チャンスを逃すことになりかねません。

しかも、国内企業はグローバル競争で後れを取っています。

先進国で、目立って給料が上がらない状況であり、平均給料が韓国に抜かれる状況なのです。

グローバルで仕事を行うには、英語だけではなく、世界標準の仕事のルールを身に付ける必要があります。

本書で、世界標準の仕事術を学びましょう。

しかも、国内の仕事の中で実践でるのです。

グローバル人材と国内人材(島国人材)の違い

世界標準の仕事術の実践を行う前に、グローバル人材と島国人材の違いを理解する必要があります。

グローバル人材と島国人材の差は、言語より仕事のルールなのです。

そして、グローバルな仕事の仕方は、誰でもできるのです。

主な違いは以下の通りです。

日本式は周りに合わせ、グローバル式は構想に合わせます。

日本企業は「はじめに人ありき」、グローバル企業は「はじめに戦略ありき」です。

ところ変わればルールが変わるのです。

世界標準の仕事術

世界標準の仕事術のスキルを磨くためには、ルールを知る必要があります。

本書で34のルールを学べますが、大枠の6項目の例を挙げておきましょう。

  • リーダーシップのルール(まず、人のまえに立て)
  • グローバルな仕事のルール(プロジェクトと時間ケチ)
  • コミュニケーションのルール(沈黙は罪!英語以前の話)
  • 交渉のルール(お互いの利益を見つける)
  • 成長戦略のルール(どこでも通用する専門性とコンセプト力)
  • キャリアのルール(今からやるべきこと)

まとめ

本書は、海外に行かずにグローバル人材として必要なスキルを学ぶことができる本です。

仕事で海外に行ったことがない人、駐在などしたことがない人を念頭において書かれています。

もちろん、外資系の会社を希望する人にも役に立ちます。

グローバル時代にも生き残れるためには、「世界標準の仕事のルール」を知る必要があります。

その基準と実践すべき具体的ルールについて詳しく解説しているのです。

しかも、その実践訓練は、国内の仕事をしながらでも実施できるのです。

一読したあと、スキルを磨く実践すれば、必ず希望が湧いてくることでしょう。