実は奥が深い!食品加工の歴史

食品加工は大昔からある技術

スーパーやコンビニで所狭しと並べられている、食品加工。最近になってできたやり方と思われるでしょうが、食品加工の技術そのものは大昔からありました。
代表的なものは「味噌」でしょう。処理した大豆に麹を入れて寝かせたものが、味噌になります。福島の食品加工会社でもいろいろな素材を使った味噌を作っています。大豆繋がりなら、納豆も食品加工です。調理された大豆に納豆菌が加わり、発酵されたものが「納豆」です。他にもジャム・インスタント関連食品・お菓子関連も加工食品の一種。挙げれば、キリがありません。

縄文時代から既に!?食品加工について

食品加工の歴史は深く、一説では縄文時代から始まったとも言われています。縄文時代に、現在のような冷蔵庫はありません。食べられるものも、現代のように豊富には揃っていなかったでしょう。しかし食べられないからとは言え、本当に食べないでいると大変なことになります。
当時は、実を主食としていたと考えられています。実際に史跡からは、ドングリや実の殻が発見されているので、間違いはないでしょう。しかし、ドングリをそのまま食べるのは不可能に近いこと。そこで縄文土器を使い、食べられるように「食品加工」をしてきたのです。なお福島にある遺跡では、当時使用していたと思われる食品加工の道具らしいものが出土しております。

弥生時代の食品加工

弥生時代に入ると、食品加工は大きく様変わり。米の存在は大きく、様々な形に加工されました。しかし、米をそのまま食べるのは難しいこと。そこで、土器を使って米を蒸して柔らかくして食べていたそうです。
さらに、天日干しや煙を使った食品加工も既に確立。食品加工のベースは、弥生時代から既に完成されていたようです。

現代の食品加工

現代は、今まで培ってきた食品加工技術をもっと手軽かつ簡単にできるようになりました。最近は「フードプリンター」も登場。ボタン1つで、食品に緻密な絵が描けるようにもなっています。
フードプリンターに使われるインクは「可食インク」と呼ばれ、口に入れても問題はございません。家庭用のフードプリンターも登場し、家で簡単に緻密過ぎる食品加工も、できるようになりました。