全ての人が平等に社会参加できる街づくりを進める和歌山。子供の居場所放課後デイサービスの需要も増える
和歌山は南北に長く、海、山、川など大自然に恵まれた地域です。日本三大火祭りのひとつである那智の扇祭りや花火大会などを楽しむことができます。世界遺産の紀伊山地の霊場と参詣道は、古くより神の住まう聖域とされてきました、このように和歌山には宗教や文化が発展する上での重要な場所です。
全ての人が平等に社会参加し安心して暮らせるまちづくりを進める和歌山
和歌山では、一人一人が自立し生きがいを持ち住み慣れた地域で安心して暮らすことを目標としたまちづくりが進められます。このことから、個性と可能性に応じ、あらゆる分野での社会参加の機会など平等に与えるべきではないかとしています。これは、障害者や高齢者の障壁を取り除き、全ての人が自らの意思で行動し主体的に社会参加し地域社会での快適な暮らしにつながるまちづくりとしています。
障害を持つ子供などの自立支援や居場所を提供する放課後デイサービス
平等な社会を目指す福祉サービスとして放課後デイサービスがあります。放課後デイサービスは、6歳から8歳の障害を持つ子供や発達に特性のある子どもが放課後や夏休みなど長期休暇に利用できる福祉サービス。放課後デイサービスは、子供一人一人の発達支援や集団活動を通じ、家と学校以外での居場所や友達をつくるための機会を作る場所としています。和歌山の放課後デイサービスでは、子供の自立支援と日常生活の充実のための活動が進められています。
急速に増える放課後デイサービスは療育の質の違いなどの問題を抱える
放課後デイサービスは2,012年に制度がスタートした福祉サービスのひとつです。スタートから現在まで利用者数は増加傾向です。このことから、放課後デイサービスは多くの人々が望んでいた福祉サービスではないでしょうか。このサービスは保護者の必要性に応じ、最近では民間事業者の参入もあり数が増えています。しかし、療育内容やプログラムの質に差があることも事実で問題視されています。厚生労働省は放課後デイサービスのガイドラインを出すなどして療育の質の向上に向けた取り組みが進められています。